ベトナムの大気汚染事情。水に与える影響について
成長めまぐるしいベトナムでは、高度経済成長期の日本のように、深刻な大気汚染や水質汚染が問題にされています。現在では汚染の健康被害もほとんど無くなった日本。今後は様々な問題に直面し、解決してきた日本の技術がASEANの各国で課題解決の一手になると注目を集めています。
ベトナムでは、水質汚染と並んで深刻な問題のひとつに、大気汚染があります。
環境省のHPでは、経済発展と気候変動の影響により汚染される大気は、特に都市部や工業地帯で深刻化していると記載されています。日本人が観光地として訪れる機会も多くなったハノイやホーチミンでも同様です。
粉塵公害は都市部で拡大の一途を辿っています。特にハノイ市とホーチミン市における大気環境中の粉塵レベルは、世界で最も高いレベルに達しています。一方、NOx、SO2、COおよびその他ガスの濃度は、主要道路近郊や工業地域を除くほとんどの地域で、許容基準に収まっています。騒音公害は許容制限を超えており、また、悪臭汚染も局所的な発生ではあるものの、深刻な問題の1つとなっています。
最近の研究によると、越境大気汚染源からの影響の方が、ベトナムへのリスクがより大きいとされています。近隣諸国からの越境大気汚染に関連する問題としては、粒子状物質(PM)、水銀、酸性雨および光化学スモッグが挙げられます。
環境省 ベトナムにおける環境汚染の現状と対策、環境対策技術ニーズ より引用
日本でもよくニュースで聞いたPM2.5
日本四大公害・水俣病の原因の水銀
酸性雨や光化学スモッグまで
約40年ほど前の日本が通ってきた高度経済成長期と似た道を辿っているベトナム。
汚染された空気は土・水を汚染し、時には深刻な健康被害をもたらします。
このような汚染物質を体内に取り込まないように。
ラクサットができるのは有害物質の除去から健康被害を最小限に食い止めること。
体の60%以上を占める水分を安心・安全なRO水として摂取して頂けるお手伝いです。
平成28年には、日本の環境省とベトナムの環境省が協力してこの問題に取り組んで行く事を発表しました。
日本国環境省とベトナム天然資源環境省は、12月14日(水)にハノイにて、「第3回日本・ベトナム環境政策対話」を開催いたしました。今般、両省間の協力に関する覚書が更新されることを踏まえ、これまでの3年間の協力活動について総合的にレビューし、成果及び課題等を共有するとともに、今後の協力の方向性について意見交換を行いました。また、二度目となる覚書に署名し、これまでの成果を活かしつつ、ベトナムの環境改善、気候変動対策のため、両省間での協力事業を引き続き推進していくことに合意いたしました。また、チャン・ホン・ハー天然資源環境大臣と会談し、両省間の協力関係をさらに発展させていくことで一致しました。さらに、レ・タイン・リエム ホーチミン市人民委員会常任副委員長とも気候変動や環境改善の分野で意見交換を行いました。
環境省「第3回 日本・ベトナム環境政策対話の結果(地球環境審議官のベトナム出張の結果等)について」より引用
仙代テック株式会社も、民間企業として、今後も変わらずベトナムの環境汚染問題に真摯に取り組んで参ります。
ベトナムのダナン市に1,000坪の工場用地を42年間租借権として買い上げ、弊社で100%投資してASEAN(東南アジア諸国連合)の拠点を立ち上げることができたことは、ASEAN諸国の人々の普段の暮らしの中で、水に対する「安心と安全」への信頼に貢献できるものと自負しております。
今後も、日本の技術として安心・安全な水をベトナムの方々に、そしてベトナムに住む日本のみなさまへ提供できるよう、仙代テックは着実に事業を推進していこうと考えております。
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